ごんごう
稲穂が頭を垂れている。 この辺りでは稲刈り時期、秒読み段階。 場所によっては既に刈り終えたところさえあるほど。
僕は無類のお米好き、である。 20歳代の頃は一日で5合をたいらげていた。 しかも昼夜の2食で。 その頃を思い返すと、それだけでゲップがでる。(失礼!)
20台半ばからやきもの弟子になった。 それからである、異常なる食欲がわいて来たのは。 朝はアパートを出る5分前に起き出し、まず一服。 落ち着く間もなく台所に立ち、炊き上がりホヤホヤのお米を ゴッツイ弁当箱に詰め込む。約2合。 おかずは・・・レトルト袋2ヶ。以上。 部屋を出る。 へ?顔を洗ってない?歯を磨いてない?朝食をたべていない? そんな細かい事は気にしちゃいられない。 そんなことより、さっき詰めた昼に食べるお米を持ち忘れていないか、 そっちの方が大きな問題、なのである。僕の場合。
昼、ペロッとたいらげる。 お米がおいしければ何でも旨く頂ける。
夜。 弟子の帰り時間は遅い。 11時頃帰宅。 それから夕飯、どんぶりにドドーン!とお米を盛り上げる。 これが気持ちよいんだなー。 幸せを感じれる。 おかずは、基本は納豆、豆腐、キムチ。 これにコチジャンを絡めた豚肉たっぷり、野菜すくなめ炒め。 麻婆豆腐、チンジャオロース、焼き魚。 これらを日替わりで作る。 とにかくお米をおいしく頂くための、厳選されたおかず群。 味噌汁?漬物?いらない、いらない。 お米とおかず、これだけでよし! 釜に残っていた3合をペロッとたいらげる。
これが嘘偽り一切無しの日常食事模様である。 ほぼ8年こんな食生活をしていた。 ・・・書いている本人も呆れてる。 こんな恥を晒そうと思って書き出した訳じゃなかった。 ただ、お米が大好きで毎食おいしく頂いていました、的な文章 にする筈が・・・・・ま、まあいいか。
とにかく、お米を作って下さる皆さん。 今でこそ頂く量は減りましたが、お米が食の中心であることに 変わりはない自分の食生活です。 食べるばかりで作らない食いしん坊の自分ですが どうぞこれからもおいしいお米を作ってくださいますよう、 よろしくお願いいたします。(頭を垂れる)
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