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六地蔵山坊主

Author:六地蔵山坊主
 お蔭様で第4回の窯焚き、窯出しを無事済ませることができました。
遅々とした動きですが、確実にに前進している・・・そんな実感がじわじわ湧き上がっている昨今です。
春の窯に向け再始動します。



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記憶の記録  9

       2004・秋

 仕事場兼住居の予定地をユンボにて
整地しながら、設計の詳細を決めてゆく。
設計当初、2×4工法でのセルフビルドを予定していた。
この工法の利点である、素人でも施工可能な点が決め手になり
設計を進めていたのだが・・・住宅地より湿気の高い山での生活に耐え得る建物か?という疑問にぶつかり思案に暮れた。

 ほぼ設計が仕上がっていただけに、ここに来ての工法変更は
勇気のいる決断ではあったが、大工の友人の進めもあり、
在来工法に思い切って切り替えた。
となれば設計そのものも白紙に戻ることを意味する。
妻と連日設計を組み立て、図面作成にいそしむ。

 大工の友人にチェックしてもらいながら、ほぼ設計が固まる。
2004年が暮れようとしている。
ここからは地元にある建築資材全般を扱う、
株式会社 協力(きょうりき)さんの支援により設計詳細が滞り無く決まってゆく

建築に必要な各図面が仕上がり、
各業者の選定に入る。

 この頃、大工の友人U君が所属する工務店の仕事を
長期間休み、こちらの建築に当たってくれる段取りをとってくれる
ことになる。
正直なところ、2×4工法から在来工法に変わったことで
セルフビルドは難しくなり、どうしたものか思案しっぱなし状態。
そんな自分を見かねたU君が、泊り込みでの建築を申し出てくれたのだ。
僕や妻はおいおい、泣いた。

 ところが彼も抱えている仕事があり、こちらの着工時期を
遅らせないと都合が合わない事になり、又一思案。
前述の協力の会長さんに相談した。
U君がこちらに来れるまでの間、棟上げまでをお願い出来る
大工さんは居られやしないかどうか?
こんな無茶なお願いが通る筈無いと思いつつ
こちらの胸の内を聞いてもらった。
さすがに困惑の表情をされていたが、当たれる所は当たってみます、
との返事を頂く。

 数日後、そんな無茶なお願いを聞き入れて下さる大工さんが
居られた、と知らせてくださり
その方と顔合わせの場をも設けてくださる。
その方は、共栄ハウジングの吉田さん。
直接会い、こちらの失礼を詫びつつ日程が決まる。

 2005年冬、いよいよ基礎が始まった。

DSC00525.jpg 


DSC00548.jpg       


DSC00552.jpg

 施工に当たったのは、
両親宅の建築時にもお世話になった、田辺工務店。
その丁寧な仕事振りに感心し、お願いした方達。
とても気の良い、腕の立つ職人さんたち。

 こうして着工に漕ぎ着けたのだが
まあ、本当に面倒見の良い方、懐の深い方ばかりに出会い、
運のよさだけで突き進む自分であった。




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