険しい道のり
尾根部分の大きな平坦地、無事削り出せた!

でも何かおかしい。 切土で生まれた土があまりにも膨大な気がする。 少し前から気になっていた事が、ここに来て重大な問題になる。 盛土に使う土を差し引いても、恐ろしい量の土が余りそう。 計算ではダンプ50台分の土しか余らない事になっていて、 その土の貰い手は既に決まっているが・・・。
敷地の向かいで工事をしていた、土木員にその土量をざっと 見積もってもらうと、その量約2000立米。 4tダンプに換算すると500台分。 つまり、当初の計算の10倍の貰い手の決まっていない土が ここにあると言う事。 とんでもないことになった。 どうしてそんなことになったのか。 当然、原因はあるのだがそれは伏せておこう。 ただ、数ある原因の中で自分の責任100%の事柄は、 平坦地の面積を欲張って、予定より広くしてしまったと言う事。
ここまでやってきてしまった以上、後戻りは出来ない。 とにかく土の貰い手を探そう。 こんな事の相談に乗ってくれる人は、そうそういない。 それでも有力人物が幸い近所に居られる。 藁にもすがる思いで話をしてみる・・・・・が おい、それ!と貰い手が見つかるはずはない。 と思っていたら 居た、貰い手が居た。 それもすぐ近くに!3つの現場が手を挙げてくれた。 あんびりーばぼー!
あまり公開出来る内容ではないので、このあたりで止めておくが 最悪の場合は、土の処分に何百万もの費用が掛かる所だったが 幾人かの方達のお蔭でそれを回避出来た。 本当にありがたかったし、今でも感謝しております。
貰い手が決まってから、4tダンプ3台をピストンさせて約1ヶ月半。 累計600台分の土の搬出を終えた。 その間にもいろいろな事が起こり、元々少なかった頭の毛が ますます減っていった、・・・くくくっ! この時期の出来事を書き記したらキリが無いので省くが、 記憶力の弱い自分でも一生忘れない自信があるから、記憶の記録 に残す意味もない。 それ位強烈にこの身体へ刻み込まれている。

土の搬出が終わり、仕事場兼住まい、窯場の造成もほぼ 終わりの頃。 上の平坦地では両親宅の建築が始まった。
つづく
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