いろづく山 時間に追われるように過ごすこの数ヶ月。 足元の山でさへろくすっぽ見つめないまま、暮らしてきました。 もったいない!ほんともったいない。ここで暮らすことで与えられる恵みを授からないまま、時が過ぎ行きました。 裡なる感覚をどこかに置き忘れてきたような・・・。 それを取り返す術はないのだろうけど、せめて自分の体内時計をリセットしてみよう。 陽なる山の気配に誘われて、山をぶらぶらしてみたら儚くも美しい桜に負けず劣らぬモノたちがここそこに点在していることを再認識。 劇的に変わり行く山の変化に改めて感動!です。

黒モジのピシッと延びる枝の先端に打ち上げ花火。 背景には年々増殖してゆく地べたに咲く桜、芝桜。

一枝に異なる2色が寄り添う源平桃。 どちらが源氏でどちらが平家?

誰が名づけたガマズミと・・・・・。 もぉちょい可憐な名前がよいのでは。

いわずもがななるクリスマスローズ。

一面褐色だった盤が勢い豊かな緑に侵食されつつある。まるで旗色悪い軍が逆襲するように・・・そう、オセロ盤のごとく・・・。
 山が変化を進めるなか、こちらも。 空洞だった窯の中が次第に作品で埋められてゆく。 詰まれる作品の数が増え、密度が高くなるほどにテンションが上がってゆくのを自覚する昨今です。
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