沁み込む
日常を成り立たせるために必要不可欠なもの、ではない・・・。 やきものとはそういうものだと思います。 いわゆる「贅沢品」のうちに入るものの一つでしょう。 だからこそ・・・やきものは生活にではなく、人の内部に馴染み、沁み込み古今東西に渡り幅や奥行きのある世界が形成されたともいえるのでしょうが。
初窯の作品を購入してくださったいろいろな方が、 それぞれの生活の中でこうして使っていますよと、やきものが置かれた生活風景を写真に収めて知らせてくださいます。 とてもありがたいものだなぁ、と感じますし造り手にとって最大の励ましでもあります。 まだまだ拙い自分の作品ですが、人の心に、そしてその人の生活の内部に活用されるような器を造れるようになりたい、と想う今日この頃です。

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