ビオトープ
昨年頃から感覚的にあれ、そーいえば・・・と感じることがいくつかあります。例えば目にするトンボが減った。耳にする蝉の鳴き声が減った。 夜間、聴いたことのない小動物の鳴き声を耳にする。 一時に降る雨の量が激しく多い。 以前に比べてという主観的な比較感覚でしかないので、単に思い過ごしかもしれませんが。地球規模の気候変動に疑心暗鬼になっていて、ちょっとしたことを全て環境問題に結びつけようとする自分がいるのかも知れませんね。 それにしても、梅雨が明け切らぬ房総地域。8月だというのに30度を超える日が幾日しかありません。これでは油蝉の出番が少ないのも道理です。ただ、切ない気分に誘われるヒグラシの鳴き声が一日を通して聞こえている盛夏というのは、なにか違和感を感じてしまいます。 とはいえ暦は8月。水辺を求める気分は例年通り。 大振りの花器に土を敷き、水を張り、水中植物を浮かし、メダカを放す。 極小のビオトープもどきを玄関外にしつらえました。

日中は蓮の葉の影に隠れるメダカ。尻先で水面をつつくトンボ。 器の縁から滑り落ち、必死にもがくカミキリ虫の子供。 散歩途中にこの水を飲んでゆく飼い犬ロク。 これっぽっちの水辺にでも、多くの生物が往来する。 水辺の豊かさ実感したり。 先日淡い黄の蓮の花が一輪咲きました。 嬉しかった。
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