原発事故
20年前。 現ウクライナで起きた原子力発電所事故。 発電所から3.5kmしか離れていない村で被曝した当時6歳の少女が 美しかった故郷や同じ境遇の人々を想い、偲び、そして支えるために この日本で音楽活動を続けています。
NHKラジオのラジオ深夜便にて流れる歌声に思わず手を止めました。 声の主はナターシャ・グジーさん。 声が綺麗とか歌が上手いとかいう評価価値がぶっ飛ぶほどの歌をうたう人です。 7年前から日本を拠点にして活動している女性で、チェルノブイリの悲惨な様を、世界で唯一の被爆国である日本で人々に伝えようと日本語を学び、日夜コンサートを開き同郷の人々を支えています。
流れてきた日本の唱歌「ふるさと」を、目を閉じ聴いていると・・・映像や写真でしか見ていないはずのチェルノブイリが、美しかった事故前の村の姿や人々の生活を直にこの眼で見た光景のように瞼へ映りこんできます。 まるで、自分がそこで生活していた1村人であったかのような錯覚を起こすほど鮮明な光景が目に浮かんだのです。 こんなこと初めての体験です。 日本の唄をウクライナ人が日本語で唄い、日本人の僕が遠いウクライナの風景をこの眼に浮かべる・・・・・考えるまでもなく、ヘンなのですが。 歌と歌声、そして強いつよい想いが何かの力で融合するとこれほどの 身に迫る擬似体験を人にもたらす!ということが起こりえるのでしょうか。 彼女のH.P、よかったら訪ねてみてください。 そして機会があれば彼女の話、そして歌声に耳を傾けてみて欲しいです。 http://www.office-zirka.com/
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