これで!
深夜、その日造った作品をしばらく眺める習慣がつきました。 造っている時は没頭していて気が付かなかった点を見つけたり、翌日の課題を見出したり出来るのです。 遠目で眺める、客観的に見るということも重要な作業だと感じます。
と同時に、こんなんでいいのかぁ?これを造りたかったのかぁ?と自問する声が聞こえてきたりもします。 能力を超えた望みを欲してみてはくじけたり、単純なことを意味なく 複雑にして破綻をきたしたり・・・ 造ったものに普段の自分の思考傾向が顕著に反映される様を目の当たりにして、思わず苦笑してしまいます。 あれこれと考え、イジイジベタベタ手を加えたものよりも、迷いなくスポーンと造ったものの方が質が高く迫力のあるものが出来る場合が多いのは経験で知ってはいますが、いろいろと試したいお年頃なんですよねぇ。
ウダウダ言いながら、迷いながら造る作品は1日20個前後。 大小あわせて3000点程をのみ込む登り窯の容量を思うと、このペースでは時間が掛かりすぎ、かも知れませんね。 が、強引に、これでいいのだ!と自分に言い聞かせながら1日1日を 重ねてゆく、唯我独尊なる自分です。

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