深夜の炎
今晩は冷えます。 ようやく暦に歩調が合うような冷気が山を取り囲んでいます。 こんな晩は薪ストーブの存在感が一気に増します。 室外温度7度、室内25度。
今年最初の本格的な焚き込み。 薪ストーブが真価を発揮するのは深夜だと感じます。 日中ももちろん心地よい暖を与えてくれはしますが、仕事を終えた 深夜にストーブの前に腰を落ち着けてしまうと、そこから動きたくない 気持ちにさせられます。 部屋の灯りを落とし、寝静まった家族の寝息を感じつつ炎を見つめます。 一通りではない炎のゆらめきに目を奪われ、冷えた体の奥底から ジンワリ確実に温めてくれる薪の暖。

一日の最後の時間。 贅沢極まりない気分に満たされ、おやすみなさい。
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