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使いみち
作品を窯に詰める際、ワラを器体へ巻きつけると ワラの成分と土の成分が反応して、触れていた部分が紅く発色します。 備前焼の世界ではヒダスキと呼び、多様な焼けの種類のうちの1つに数えられています。 映し出された線が緋色のたすきの様に見えることが呼び名の由来だそうです。
我が窯で備前焼のようなヒダスキが得られるかどうかは未知数ですが 焼けのバリエーションを増やす意味で、是が非でも美しい緋色を出したい!と目論んでいます。 ワラジや米俵を結う紐、ムシロなどワラが生活のいろいろな場面で活躍していた時代には、ワラの硬い芯を柔らかくする「ワラつぶし」という道具が三和土の土間に置かれていたもんだぁ、とはワラを分けてくださった農家のおじいさんの弁です。 僕の場合は便利なる「わらつぶし」がないので、秋に刈り取った稲穂を乾燥させ、小槌で叩き、硬い芯をクタクタになるまで柔らかくします。

ワラでも銘柄によって長さや太さが違うものらしく、 今回の初窯では2種類使って発色に違いが出るものか試してみます。 画像下の、色が濃く長いワラは古代米です。 いわゆる紫米。太く長く、しかも芯が硬いので柔らかくするのに時間が掛かりそうですが、何となく力強い緋色を生み出してくれそうな印象を与えます、なんてったって古代っていうくらいですから・・・が、恐らく発色自体はどんなワラでもそう違いはないのでは、と冷めた予想をしている自分です。よい意味で予想を裏切ることを祈ってますよ!古代米ワラさま。
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