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六地蔵山坊主

Author:六地蔵山坊主
 お蔭様で第4回の窯焚き、窯出しを無事済ませることができました。
遅々とした動きですが、確実にに前進している・・・そんな実感がじわじわ湧き上がっている昨今です。
春の窯に向け再始動します。



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鳥肌・3

       つづき


 僕が、騙されやすい人間の典型であることを見破り、しかも不可思議な誘いをしてもハナから相手にしない!というタイプの人間ではないであろうと踏んで接触を図った彼女の判断は見事であったと感じる。

 仕事場に戻り、お茶の片づけをしていると師匠が何気なく言いました。
「○○さん気にしていていたぞ、娘さんが外に出て行ったことを。
あんたと話をしていたのか?」
 はい、僕とはなしをしていました。
「何の話をしていたんか?」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は迷いました。話の内容を打ち明けてよいものか、どうかを。
同時に、その沈黙を変に受け取られてもいけない、とも感じた挙句
正直に話をしよう!と思い切りました。
師匠を訪ねて来られたお客さんの娘さんのことを聞かれているわけで
すから、黙っていることの方が不自然だと感じたわけで。

 実は、・・・なんていうか・・・誘われました。
「ん?」
 あのですね・・・今度の水曜にUFOに乗って宇宙に行って30年後の地球の姿を見に行く集い、というかツアーというか・・・そんなのに誘われました。地球上で選ばれた3000人がそのUFOに乗って、クリントンや中曽根さんとかもいるらしいんですけど、そんな人に混じって僕も見に行かないかと誘われました。
「・・・なんだそれ!?あんたも3000人のうちの一人に選ばれたってことか?なんで、あんたなの?・・・・・・・面白いね。倉庫の裏でそんな話をしていたのか?」
 はい。水曜は仕事だからいけないと言ったら、UFOに乗っている間は
地球上の時間が止まっているから大丈夫なんだそうです。
ただ、未来の地球の惨状を目の当たりにしたクリントンや中曽根さんや僕は帰還後に環境分野の啓蒙活動をせざるを得ない状況になるらしいんです。
「面白そうやないか、行ってみたら?」

 名誉のために言っておきますが・・・
師匠は全くの正常なる、しかも相当上等な常識人、であります。
それに反し、僕は相当イカレポンチだと自覚していますが・・・・・
その師匠が「行ってみたら」と言えることの背景には、小さい頃の体験が
息づいているからだろうと想像しています。
何かの折に、師匠が小学生の頃にUFOを見た話をされました。
遠目で未確認飛行物体を見るとかではなく、すぐ目の前で兄弟揃って見た体験を経ているそうなんです。この目で、しかもすぐ目の前で見たから
疑いようがないとも言っておられました。
そんなことからも、間接的に聞いたこの誘い話をばかばかしい戯け事とは受け止めていない様子が窺えました。

 少し考えたい!ということで決断はしていないんですが・・・。
いけれるのなら行ってみたい気はあります。でも、まだ時間があるんで、考えてみようと思ってます。
「水曜の仕事のことなら気にせんでよかよ。」
 はぁ・・・・・ありがとうございます。というか、時間が止まるそうなので
迷惑は掛けないで済むかと想いますが・・・
「ああ、そうだったな。じゃあ何で迷っているん?」
 うー!あのですね、もしほんとに、本当に乗ることが出来たとして、帰還後地球の将来を憂いて啓蒙活動の方に自分が流れてしまうとすると、今までの5年か6年の間のやきもの勉強が意味のないものになってしまうんじゃないかと。それだけが気に掛かっています。
もし悲惨な地球の姿をこの目で見てしまったら、活動に精力を尽くしてしまいそうな自分が想像出来てしまって恐いんですよね。
「そうか、なるほどなぁ。まあ自分のことだ、考えてみればいいさ」

                             つづく




 


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