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鳥肌
深夜3時前の不気味な音。 結局、音の正体は解らずじまいです。 未知なるものとの遭遇かも!という期待と恐れにまつわる話があります。 実は昨夜の不気味な音を聞きながら、以前身に起きた不可思議なる 事を思い出していたのでした・・・・・
5年以上前のことです。 当時岡山でやきものの弟子をしている頃、度々師匠の工房を訪れる方がいました。新聞社の元記者で美術全般に造詣の深い方でした。 ある日、その方が娘さんを伴って来られ、いつものようにお茶を出した後 外でやりかけた仕事があったので工房裏に戻りました。 しばらくの後、仕事をしている僕は背後に人の気配を感じ振り向くと、 娘さんがじっと僕を見つめているではありませんか。 お互いにお年頃でしたから、なにか微妙な雰囲気を感じつつ・・・ 更に近づいて来たので、もしや・・・とそわそわしていると、 案の定、「お話があります。」と真剣な眼差しで僕を見据えています。 工房裏の人気のない、奥まった場所ですから何かの告白には絶好の舞台です。 ・・・・・・・・・・・「今度の水曜日はどうしていますか?」 ここで仕事です。 「あの・・・・・UFOの存在って信じます?」 ・・・・・・・・信じてます。 「UFOに乗って宇宙に行きませんか、今度の水曜日に。」 はぁ・・・、弟子は自分の都合で休めませんから、無理です。 「大丈夫です、あなたが宇宙に行っている間は時間が止まりますから。」 ドキドキ感満載の誘い!には違いありませんが、予期し得ぬ話の成り行きに僕は興味をそそられ、仕事の手を休め会話は続きます。 この時全身に鳥肌が立っていた感覚を今でも思い返すことが出来ます。
「地球の30年後、50年後の姿を見たくないですか?」 見たいような、見たくないような。 「今回世界中から3000人の選ばれた人がUFOに乗って、宇宙に行き、そこで未来の地球の悲惨な姿を実際に見るのです。そして地球に戻った後、環境問題の啓発をしてゆくのです。このままの意識で時を過ごせば地球は滅びます。 そうなる前に食い止めねばなりません。3000人の中には中曽根さんや クリントンさん、ミッテランさんなどの政治家が大勢含まれています。 多くの人々に影響力のあるそういう方の他、あなたのような善良な人達も乗ることになっています。」 60億分の3000に選ばれたってわけですか、僕が? 「そうです。」 単なるやきものの弟子の僕がですか? 「そうです。」
こんな話をニコリともせず、真剣な表情で切り出され誘われると 不思議なもので不真面目に聞き流してはいけないような気になるものです。雲を摑むような話であっても・・・
つづく
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