がび~ん!
本体、蓋、口、把っ手の部位から成る急須や土瓶。 本体を挽いた後、それに見合う寸法でそれぞれをロクロで挽き 程よい乾き具合を見計らい、各部位を本体に接着する。 文章にするとそれだけのことですが、実際に造ると、これがなかなか。
使い勝手のよいものにするためには、いくつもの約束事を散りばめなくてはなりません。例えば水切れのよい口先にするための角度、厚み。 摑みよい把っ手の条件、太さ、長さ、口に対しての角度。 つまみ易く、傾けても落ちにくい蓋にするための構造等々。 急須一筋で生きておられる方がいるくらいですから、奥の深い世界が あるのだろうと想像します。
急須、土瓶などを作らない師匠でしたから、全くの独学です。 それ故見当違いのことばかり繰り返してきました。 多分これからもそうでしょう。 けれど、造り続けてゆきたいものの1つ、です。
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