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地下の世界
我が家は井戸の水に頼って生活しています。 埋設済みの水道管までは800mもあり、自己負担での水道工事を したら1000万円近い費用が掛かるとのことでした。 そんな訳で井戸掘削をする以外選択肢はなく地元のさく井業者に 依頼しました。
掘削を依頼した業者さんは近隣の水脈データを持っていました。 が、魚群探知機の様な機械がある訳でもなく何を元にデータを集めるのか?とても不思議だったので聞いてみました。 返ってきた答えは過去の掘削実績と地形から読む、とのことでした。 つまり、経験の深さと勘が頼りという事です。 技能を要する職人の世界では経験と勘がモノをいう! それと同じことなんだなと、その時は合点がいったものでした。 案の定、掘削前の段階で口にしていた深さに到達したところで 濁りのない、無色無味の水に行き当たったのですごいこの人! と思ったものでした。 深さの確認をしてもらいたい、ということだったので 先端に重しのついた紐を手に持ち腕を少し上げ下げすると・・・ 確かに重しがトントンと地底をノックする感触が伝わってくるのです。 釣りをする方ならばその感触は珍しいものではないのでしょうが、 深さ135mの地底に手先が届いているかのような感覚は 何とも感動的でした。
地下から掘り出される粘土を素材にしてモノを造っている 自分ですから、皆さんと比べると地下という存在をより身近に感じているのではと思われます。 そんな自分でも普段気に留める事はない130mもの地下。 一体どんな様子なんでしょうか。 水脈があるんだから少し位は空洞らしきものがあるものなのか? どれ位以前に形成された層なのか? その深さに流れる水は一体いつ頃降った雨が浸透したものなのか? 興味は尽きません。
地球上で飲料可能な真水はわずか5・6%しかないそうです。 つくられた水ではなく、地に浸透しながら搾られていった水 を生活や仕事に使わせてもらっている、という事実。 忘れてはならないことなのでしょう、ね。 毎分40ℓ前後の水量が得られる135m地下の水脈。 ありがたいものです。
井戸水は夏冷たく、冬温かい。 これは本当でした。すごいことです。
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