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見てください
山にはいろんな者達の棲家があります。 これは昨日見つけた何者かの巣。

窯のすぐ脇に積んでいた材木の裏にへばりついていました。 何だろう、蜂かな。 材木から剥がす時に巣の一部が壊れ、その穴を覗いてみると 蜘蛛のようです。 まるで冬眠している様に、皆身を寄せ合って寝ています。 4畳半の部屋に20人位で雑魚寝をしたような状態が、一つの 筒の中で繰り広げられています。
 それにしても、何故この季節にこの狭い所で 押し合いへしあい、しているのでしょうか。 僕がこの蜘蛛達の親だったら、天気がいいんだから外で 遊んで来いーっ、とどなるけどなぁ。 他の蜘蛛とは活動サイクルが違うのでしょうか。
けれど、徳利蜂にしてもこの蜘蛛にしても、 この造形力は見事だと感心します。 無作為の美。
放射線状に広げたあの姿を蜘蛛の巣と決め込んでいましたが、 この形状だって立派な蜘蛛の巣です。
そうそう、この巣を形造る素材は・・・ 僕も使っている長柄の粘土のようです。 壊れた巣のかけらを細かく砕いて水を含ませてみたら 長柄粘土と同じ粘り、同じ触感でした。
同じ素材を使うこの蜘蛛と僕は、言ってみりゃあ、同業者。
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