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柔らかい素
 衛星写真の様にも見える?これは先日から乾燥させていた 長柄産粘土のその後です。 水分を多く含んでいた泥状の粘土を植木鉢に盛り、陰干しさせ 余計な水分を蒸発させた後に手で揉んだものの拡大写真なんです。

これがいわゆる菊練(きくねり)をしている途中の状態。 両手を使い、上体の重みを利用して粘土に圧を掛けながら 中に入り込んだ空気を押し出すんです。 紋状のヒダは右手の手のひらで押し込む際に出来てゆくのですが、 この文様が菊の花に見える事から菊練と呼ばれています。
ここまで練ってみて感じたのは、想像以上に粘りが強く手触りも 良いので、結構おもしろい使い方が出来るかも?と言う事です。 土の質感がとても好いので、これを損なわずに上手く活かせれば 土の息吹を感じる器を造れるかも知れません。 やはり見た目だけで評価するのでなく、この手を通した触覚を大切にしないといけないなぁ、と改めて感じました。

菊練の最終形。 力の入れ具合を弱めながら、少しづつまとめ込んでゆきます。 やきものの世界では、土揉み3年、と言われています。 それ程会得に時間が掛かると言われるこの菊練。 僕にとっては実に4年ぶりの菊練でしたが、身体に染み込んだ技は 色褪せずにこの身へ宿っていてくれました。 練るまではとても不安だったんですよ、まだ練れるかなーって・・・
よかった、よかった。
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