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かよわそう、に見える? 僕の住む山に今一番多く自生する木は、太陽が沈む頃から葉を閉じ始めおやすみなさい状態になることが名の由来である、ねむの木です。 ここがまだ山だった頃2本のねむの木がありました。 その2本とも日の光を受ける為に、本来の樹形を崩してまで健気にただただ樹高を伸ばした姿で立っていたのを覚えています。 残念ながらどちらとも住居の予定地にあったので伐採してしまいました。 その切り倒された時点でこの山のねむの木の植生足跡は途絶えたと、そう思っていました。 ところがどっこい、私達ねむの木連中はそんなにヤワじゃありませんよ、 と言わんばかりにここそこに姿を現し始めました。

去年からその姿が目に留まりだし、今年の春からは更にその数を増やす一方で嬉しいやら、驚くやら・・・ 繊細な葉が特徴的な木なので性質もやんわりおしとやか、なのかと 思い込んでいたのですが、この逞しい繁殖力と成長力の凄まじさ、良い意味で裏切られましたっ。 ・・・・・人間にも同類項の方がおられますよね。

これが去年から幹を伸ばす中の一番の成長頭で、丈1m20cm 幅2mあります。低い位置で枝を分けるこの樹形が本来の姿で、大きくなるにつれ夏に爽やかな木陰を与えてくれるありがたい木です。 根の形状がごぼうの様に下へ一本だけ伸びてゆく為に、根に土が絡まず移植が難しいとは思いますがもしご希望の方がおられれば、スコップ持参で掘りにおいで下さい。 ちなみに、成木は高さ10m 幅12m位にはなると思います。 ここまで書いて来て頭をよぎったことがあります。 後1,2週間で開花になるねむの木は、花の姿が・・・。 幹や枝とのバランスを一切無視しているかのような、あの自己主張の強い花姿。 そうだ、それこそがねむの木の本性だろう、と。
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