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目の前に横たわる丸裸の窯
いつも煙草を吸うベランダのすぐ脇に窯場があります。登り窯を覆う黒い窯屋根。ついその方向へ目が向きます。アクシデントが無ければ既に我が窯は完成し、火入れを待つだけのはずでした。が、プロフィールの欄にある通り窯は現在修復中なのです。一度完成した後、耐火煉瓦にかぶせた土がバリバリの割れ目に覆われやり直しを余儀なくされました。 一般的にやきもの窯は基礎を作り、その上に耐火煉瓦を積み上げアーチ状に組み上げます。仕上げとして、土壁に使うような粘りのある土を断熱材代わりに塗ります。その土は断熱の役割がある他に、もう1つ大切な役割があります。そう、その窯の姿・形を決める装飾でもあるのです。
僕の窯の場合断熱と装飾、どちらの役割共損なう程大きなヒビが縦横に走ってしまったのです。残念ながら補修では追いつかない状態でした。先日その土を全部はがしましたが、場所によっては厚みが15cm程もあるので土の総量は3t位はありそうです。塗った時には軽く感じた土が、はがす時には鉛のように重くて難儀しましたねえ。 何故それ程のヒビが出てしまったのか?理由は明白なんです。そのかぶせた土がよく縮む性質を持ち、そしてそれを見誤った自分の失敗だったのです。まあ、 失敗は成功のもと、ですからね。次は材料の選択、配合比率をしっかりテストして強く美しい窯に仕上げれるようにがんばります。
機会があれば写真をまじえて経過や出来上がりの報告をしたいものです。
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