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六地蔵山坊主

Author:六地蔵山坊主
 お蔭様で第4回の窯焚き、窯出しを無事済ませることができました。
遅々とした動きですが、確実にに前進している・・・そんな実感がじわじわ湧き上がっている昨今です。
春の窯に向け再始動します。



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驚きほおの木生き返る

        窒息状態からの復活


 道路に接する、山の際に立つほおの木。
3年前に山の造成をして以来萌芽することの無かったこの木。
去年の今頃、一枚の葉もつけないツンツルテンの姿を見つめながら、残念だけど死んでしまったな、台風の来る前に切り倒すか・・・
そう呟いていたっけな。
 この木が萌芽しなくなったのは根元に土を盛ってしまい、根の活動を停めてしまったのが原因なんです。
平坦地の面積を多く取りたいばっかりに、迷いながらも土を被せてしまいました。こんな乱暴なやり方を後悔しつつ、もう1年様子を見ていようと
伐採を見送った経緯があったのです。

 そして今春。


DSC02740.jpg


なんとなんと葉を出してくれた。
南へ向けてぺロリと葉を出した。
起死回生ってこういうことでしょ?すごい!山って、木って、命ってやっぱりすごいもんだ!
自分の失敗を帳消しにしてもらった気分です。
 ただ新葉の上は変化のないまま。生き返ったのは根のほんの一部なのでしょう。このまま見守る他なさそうです。


DSC02745.jpg
 芝生からニョキッとはえたねじれ花。
          
                 
天国への階段。


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自分の時間

         電球色のあかり


 一日の締めくくりをどこで過ごすか、は自分にとって大切。
仕事場が出来上がるにつれ足はここへ向かいます。
   


DSC02738.jpg


 いずれ、日の大半を過ごす事になるであろうこの場所。
ロクロの上のあかりだけを点け、静かに煙草をくゆらせ音量をしぼってフラメンコギターを聴く。
ちょっとかっこつけちゃいましたが、本当にそのような時間を持ちます。
ぼーーっとしながらも頭の中は騒がしく動いている時が多いようです。
上手く行き進まない現状を分析したり、腹の立ったことを反芻してみたり
次の日の段取りに思いを巡らせたり、過去を振り返ってみたり・・・
結構マイナス思考気味の脳みそになるようです、真夜中は。
 頭の中はそうでも電球色を帯びる「ものたち」を眺めていると、次第に
心の均衡が取れてくるんです、不思議と。
それを確認できたら、2階へと階段を上ります。
 もうすっかり寝るモード。おやすみなさい。



大きい声じゃ言えないけど

 
        捨てる人 拾う僕


 愛車軽トラで隣町を走っていると、道路脇のごみステーションに目が行きました。
大きい木箱が2つ並んで置かれているのが分かったものの、そのまま走り過ぎました。・・・が、気になる。
しばらく走り、どうにも気になるのでUターンしてさっきの場所へ。
 速度を落として確認、やはり茶箱だ。
も一度Uターン。まるで悪い事を企む不審者のような動きです。
おずおずと車を停め標的の茶箱をしげしげ眺め、品定め。
これは使える!
見極めの後はルパン3世の様なすばやい動きで軽トラに運び込み、任務終了。
のはずでしたが、もう1つ有力な標的候補発見!
蓋付きのブリキ箱だ。
うーん 、足早にここを立ち去るべきか、否、宝を横目にしながら立ち去る事は出来ぬ。
こりゃ、年代物だ。見極め後イタチの如く素早い動きで積み込み終了。
お!あそこにあるのはアルマイト製の洗面器だ。
これもいい雰囲気だなぁ。
よし、これで最後だ。積み込み終了。指差し確認終了、積み残しなし!
 最後は素早い動きはどこへやら、どう見ても過度に慎重な電車の車掌さんですね。

 こうして茶箱2つ、ブリキの箱、アルマイトの洗面器2つの面々が荷台に納まり、開き直った僕は堂々と発車オーライ♪
 そして持ち帰った茶箱を早速仕立て直し、頑丈な粘土入れに変身しました。


DSC02736.jpg


 ごみ場を漁る恥ずかしい男、と思われるでしょうが・・・
始めのうちは僕自身もそう感じていましたが、角度を変えてこう考えるようにしました。
人様が使い切って不要になった物がごみとなるか、リサイクル品になるのかは紙一重。今回軽トラに積まれた物はたまたまごみ場にあっただけで、もしかしたらリサイクルショップで商品ですのよっ!って顔をして陳列されていたかも知れない・・・。
 
 そもそも「ごみステーション」とは、日本語にすれば「ごみの駅」。
「道の駅」とそう変わりないじゃない。
ごみがどの電車に乗ろうと自由なわけです。
ただし駅はきれいに使いましょう、と言うモラルは守った上で。








昨日の今日

           
          落っこちて  


DSC02735.jpg            


 車で知り合いを家に送っていった別れ際
「蜂が巣をつくっちゃってね」と持ち掛けられ、困った様子だったので
どれどれ、と巣の下に歩み寄って見ると・・・

 偶然だろうか?
昨日ひょんなことから話題に上げた徳利蜂の巣ではないか!
それも作り終えたばかりに見える完品だ!    美しい。
ただ写真機を持ってないことが残念。
よし、それじゃあ見事根元から削ぎ採って持ち帰り、ぐい飲みと並べて写真に収めブログに載せちゃろう。
そんな気持ちを抑えられず、早速脚立と火バサミを借りソッと手を伸ばし
優しくやさしく根元を揺すり、少しずつ剥がしてゆき上手く行ったと思った刹那・・・
 最後の最後で指先に力が入ったのか、火バサミからプルッと逃れそのまま地面へ。おーまいごっと。
肝心なところでしくじるのが僕の習性。・・・またやっちまった。
 地面に落ち真っ二つに割れた巣を未練がましく持ち帰り、不本意ながらも写真に撮ると又悔しさがこみ上げる。
美しい完成品をここで紹介したかった。



造形作家の棲家

          
       かなわないなぁ

 以前撮った写真を見返していてふと手が留まりました。


DSC00602.jpg


 僕達一家の住む仕事場兼住まいを、親友U君と共に建てていた頃、1年程前の1コマです。
僕らの建築速度の何倍もの速さで棲家を造る、その名は徳利蜂。
登り窯を覆う屋根の軒先深くにこの棲家は造られました。
見ての通り徳利を逆さにした独特の形ですが、これが美しいのなんのって。実物を見たら誰もが唸ることでしょう。
 蛇足でしょうが念のため、徳利の底が屋根の材木にへばり付き口がまっすぐ地面を向いています。
高さ12cm、最大径8cm、最小径2cm程でしょうか。
胴の膨らみの線や、肩から首、口へのすぼまる線、長さ、どれをとっても完璧な造形です。
 まさか徳利蜂は街角のショウウィンドーで見かけた美しい徳利を真似した訳ではあるまいな・・・。
 徳利にしか例えられない自分が情けない気がします・・・


 もちろん蜂は自然の摂理に沿って巣を造っているに違いないのです。
口が細いのは天敵の進入阻止と、内部の環境を一定に保つため外気の取り入れを最小限にする、その目的を果たす形がこれだったのでしょう。
あれこれ人間が口を挟む余地はないのでしょうね、きっと。
 でもまだ言いたいことがあるんです。・・・しつこいけど。
上と下で色が変わっていますよね。この変わり目って意味があるようなんです。よく自分の作業の手を休めてこの巣造りをみていたんですが、蜂の行動パターンが変わった途端色の変化も起こったんです。
ここからは想像でしかないのですが。
茶色部分の時は木の枝、山の土の層、巣に戻るの順で繰り返していました。象牙色になると山の砂の層、巣に戻るの繰り返し。
その変化を知った時、何かが繋がった気がしたのを今でも覚えています。

 屋根の材木にしっかり付くように、巣全体の重みに耐えるように上部は粘りのある物でつくってるのでは・・・?
枝に飛ぶのは樹皮を取るため、土と樹皮と蜂の唾液?を混ぜ合わせたら土壁用の荒土みたいな、粘りとコシがある土が出来そうな感じがする・・・。
 下部は上部程荷が掛からないから多少もろくてもいいかも、なーんて身勝手に想像していたのを生々しく思い出しました。
とんでもない解釈なのかもしれませんけど、当時の建築している喜びや苦しみの感情と共に鮮明に頭に残っていたので書いてみました。
お粗末な解釈でしたが、もし身近にこの巣を見つけたならそっと観察してみてはいかがでしょうか。巣を造る近辺の土や樹皮を使うはずだからそれら材料の色で出来上がることでしょう。もし僕の解釈と同じようなことを感じたときにはそっと教えてください。2人でもっと想像を膨らまして楽しみましょう。 
 今その巣は役割を全うして土に還ろうとしている最中です。
 



やきものの素

              
       粘土のこと
  
        


 やきものの原料、粘土の話です。
先日触れた原土を紹介します。僕がやきものの勉強をしたのが岡山の備前焼ということで、手持ちの粘土の大半は備前産です。
それと千葉産が少し。それぞれ性質の違う粘土になるので、種類で数えると9種類になります。下の写真が種類別にシートで覆った粘土達です。
             


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 田んぼの下から掘り出したもの、山肌から削り取ったもの。
グレー,おおど色、黒、茶色。
十人十色と言いますが粘土もまさにその通りです。
見た目も性質も実にバラエティーに富み、それらを全て把握するのには時間が必要なのです。
 どんな用途で使うものか、どんな焼けを出したいのかで粘土の配合具合を変えて行き、適したものを探す作業を繰り返し試す期間が必要です。


DSC02702.jpg


 シートをめくって粘土を見てみましょう。
これはグレーの濃淡混じりのものです。手持ちの中では割合細かい目の粘りの強い粘土です。
おそらく徳利やぐいのみ、一輪挿しなどの小物に適したものだろうと感じます。おとなしく品の良い性質なのでこじんまりまとまった、静かな佇まいの作品が良いのかなと思うからです。
 このように、とても主観的な想いで粘土の使いようが決まるので、固定観念を強く持ちすぎるのは危険だと言えるかも知れません。
その粘土が持つ個性の可能性を活かせるかどうかは、作者がカギを握っているのですから。
 やきものの世界ではこんな格言があります。
一土二焼け三作り(いちつち、にやけ、さんつくり)
良い作品を会得したいのならば土、焼け、作り、どれもが大切な要素だけどその中でも、土の勉強は特に怠るなということらしいです。
 



おつかれさま

    ワールドカップの話はつらいけど


 サムライジャパーン。  ・・・咲く前に散ってしまった感じ。
残念とか悔しいって感情とは違うなあ。
何だろう、この諦め切った気持ちは。
何度となく繰り返してきた過ち、マスコミの起こす波に乗って滑って落っこちて、頭を打って痛いよー状態。
先のトリノオリンピックで懲りた筈なのに・・・。

 世界のサッカーに置いてけぼりをくらっちまったけど、
まあいいさ、決勝トーナメントをたくさん見て世界基準をしかと見届けよう。
 





スリーパーウッド

       かよわそう、に見える?
 
  僕の住む山に今一番多く自生する木は、太陽が沈む頃から葉を閉じ始めおやすみなさい状態になることが名の由来である、ねむの木です。
ここがまだ山だった頃2本のねむの木がありました。
その2本とも日の光を受ける為に、本来の樹形を崩してまで健気にただただ樹高を伸ばした姿で立っていたのを覚えています。
残念ながらどちらとも住居の予定地にあったので伐採してしまいました。
 その切り倒された時点でこの山のねむの木の植生足跡は途絶えたと、そう思っていました。
ところがどっこい、私達ねむの木連中はそんなにヤワじゃありませんよ、
と言わんばかりにここそこに姿を現し始めました。

DSC02697.jpg


 去年からその姿が目に留まりだし、今年の春からは更にその数を増やす一方で嬉しいやら、驚くやら・・・
繊細な葉が特徴的な木なので性質もやんわりおしとやか、なのかと
思い込んでいたのですが、この逞しい繁殖力と成長力の凄まじさ、良い意味で裏切られましたっ。
・・・・・人間にも同類項の方がおられますよね。


DSC02696.jpg


 これが去年から幹を伸ばす中の一番の成長頭で、丈1m20cm 幅2mあります。低い位置で枝を分けるこの樹形が本来の姿で、大きくなるにつれ夏に爽やかな木陰を与えてくれるありがたい木です。
 根の形状がごぼうの様に下へ一本だけ伸びてゆく為に、根に土が絡まず移植が難しいとは思いますがもしご希望の方がおられれば、スコップ持参で掘りにおいで下さい。
 ちなみに、成木は高さ10m 幅12m位にはなると思います。
ここまで書いて来て頭をよぎったことがあります。
後1,2週間で開花になるねむの木は、花の姿が・・・。
幹や枝とのバランスを一切無視しているかのような、あの自己主張の強い花姿。  そうだ、それこそがねむの木の本性だろう、と。





ホッと一息

                            足元を見れば


 地下足袋を履いて草むらに入り作業に熱中していると・・・
股の間に挟みこんだ草花が、僕の動きと共に躍動します。
スギナやたんぽぽ、ドクダミ、シロツメ草。
季節によって股に挟まる草花が変わります。
   


DSC02708.jpg


  昨日は名前の分からない草が挟まりました。
あまりに可愛らしいので、そっと足袋を脱ぎパチッ。


  足袋を履いた時はすり足歩行が基本です。


 



働き者

     砕き屋


 仕事場の外、下屋にこの四角い鉄の物体が居座っています。
大きさ1㍍四方、重さ300㎏の、いかにも仕事をしてくれそうなこの機械は通称フレットと呼ばれる粘土粉砕機です。


DSC02694.jpg


 粘土を粉砕?イメージが湧かないですよね。
やきもの制作において母体となる粘土の入手方法は3通りあります。
1.粘土掘りの業者から掘り上げた原土を買う。
2.陶芸材料販売の店や業者から、出来上がった粘土を買う。
3.自分で粘土のある場所から掘り出す。
 粘土掘りの業者が存在するってことが驚きでしょうが、窯業地には複数のそういった職人さんがおられます。
山や田んぼの下に眠る層になった粘土を探し出し、昔ながらに人力だけで掘り上げる方法(手掘り)、重機を巧みに使い粘土の層だけを削ぎ取る方法があります。どちらも職人芸、名人芸と評価出来る見事な技です。

 僕は1の方法、原土をt単位で入手します。
原土とは、まさに掘り出したまんまの無垢な粘土です。何十万年から何百万年も層として地球を形成してきたモノを、そのままこの手で触れるのですから感動しますよ、
これは。

 そうして掘り出された粘土を乾燥させて写真のフレットで砕きます。
乾燥した粘土はかなりカチコチですから、ある程度細かくしないと
水をしみ込ませることが出来ません。土の組織を完全に壊さない
位に調節して砕く事を念頭においてやります。


DSC02695.jpg

 この2つの鉄の車輪が同心円状に回転し硬い粘土を粉々にします。
いろいろな工夫がなされた強力な武器だといえます。
窯から剥がした粘土を近々これで砕く予定です。



期待していた通り

         探していたもの


   みーつけた。

 DSC02693.jpg   
  この細かい目をした箒はシュロで編んだものです。
長い期間ほしい物リストの常連として、頭の片隅にその名を留めていた棕櫚箒。  8年程前に京都で見かけて以来、いつかは手に入れたいと思っていました。当時町でみかけたそれは値段を聞いて驚いた。
写真上の柄の長い物で18000円。短い物で12000円。
 やきものの弟子の身だった自分が手を出せる代物ではありませんでした。指をくわえて店を退却したことを思い出します。
その後印象に残る箒との出会いはなく、いつか稼ぐようになったら京都に乗り込んであの店から買いたい、などと思いながら年月は流れて行きました。
 以前触れたように僕の仕事場はタタキの土間なのですが、その床は細かい凹凸が無数にあるんです。ですから普通の箒だと目が荒くて
凹に入り込んだ細かい木屑や土を拾い切れないんです。
かと言ってきれい好きでマメに掃き掃除をする人間ではないんですよ,全く。 ははは。

たまーにしか掃除をしないから、ごみが固まって取れないだけじゃない!
と言われればその通り。
身内のツッコミが聞こえますねぇ。
 まあそんな訳で(ど・どんな訳?)切実に欲しくなって間もない頃、車で通りかかった店先に並んでいるのは・・・棕櫚箒だ!
興奮しながら店のオヤジさんに値段を尋ねると、安い!高いけど安い。
京都のものより野暮ったい感じがあるものの、逆にそれが自分にはお似合いだろう。聞くとこの店のオヤジさん曰く、県内産のシュロを使い俺が作るからこの値段なんだよ。東京にも卸してるけどここの倍の値段だな、あっちでは、とのこと。
 京都の3分の1。物によっては5分の1の値段です。
興奮冷めぬまま勢いづいて計3本購入。
肝心の使い勝手は、それはもう土間とのフィット感が最高です。
もっと分かりやすく表現すると、歯と歯の届きずらい隙間にも難なく届き、歯垢、食べかすをほじっては掻き出すビトウィーンのあの感じ・・・。
わかります?   



世界との距離

    ワールドカップ第2戦 クロアチア戦
  
  日本のサッカーはどこへ・・・


 うーん、不完全燃焼。試合後の中田英寿君のコメントにも
あったように、勝てた試合だったと感じる。ただ勝ちきれない、決められない所が今の日本サッカーの実力なんだろう。
厳しい予選を勝ち抜き3大会連続の出場を果たした日本。
それはとっても評価するのだけど、この1,2戦を見る限り世界との距離を感じてしまってどうしようもない。
 少なくとも、これが日本のサッカーなんだ、という形が見えれば負けてもまだ気持ちの均衡が保てるけど、今大会の2試合計180分を見ていてああこれをしたかったのか!と意図が伝わって来る場面は0に等しい。
前大会トルシエ監督で臨んだ時は、賛否両論あったにしても日本サッカーはこれなんだ!ってアピールがあったように思う。
 規律を重んじ、全員で90分走りきるサッカー。そんな印象があったけど、あれはあれで対戦国にとってはイヤなサッカーだったろうと想像する。運動量の豊かさが相手には脅威であったろう。


 今大会の日本にはそういったあてはまる形容詞が見当たらない。
ということは、特徴のないサッカーだということ。
それって方向性が定まらない、軸のないサッカーと言えないか?
個々の能力が秀でているならそれでもいいだろう。でも残念ながら
日本選手はそうではないのだなぁ。個人個々で相手を上回れないならチームとして機能できればいいのに・・・。
現実は・・・選手の動きを見ていると、お互いの意思疎通が上手くいっていない。
共通のイメージが共有出来ないから、特に攻撃する際にギクシャクしている。よっぽど優れたストライカーがいるならそれでも何とかなるのかもしれないけど、それが望めない以上ジーコ監督は何らかの手を打たなければならない。次のブラジル戦までに何が出来るのか?
 正しい答えなど分からないけど、僕は中田英寿をベンチに置くことがいいように思う。小手先の方策だと思わなくも無いけど、もう時間が無い。
 
 日本サッカー、ジーコサッカーの要として君臨してきた選手ではあるけれど、機能していない選手は誰であろうとピッチに立つ価値はない。
 過激だろうか?

 

 
 

 




個性

  


    粘土はなんにも言わないけれど


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 これはテストピースです。 
窯焚きをする時に作品の隙間隙間に、素性の知れない粘土で作ったこれらの物をそっと忍ばせ、実際に火をくぐらせどんな焼けになるか試すのです。どんな焼けになるかで、その土の性格がおおよそ分類できます。
 その結果を基にして作品作りに活かしてゆきます。
例えば、Aという土は割れやすいから割れにくいBを混ぜよう、などの目安になる貴重な資料です。
 写真に表われている様に様々な焼けを一度の窯焚きで出す事が可能なんです・・・が、その土の持つ性質を分かっていないとそれぞれの個性を存分に引き出せません。

 その土を知るための努力を惜しまずにやっても、窯焚きで失敗することもあるでしょう。本来窯焚きが成功する確率(何をもって成功とするかは、ひとそれぞれですが・・・)はそう高いものではありません。
だからこそ、多々ある不安定な要素を取り除くことが必要です。
土の選択、配合具合などのデータ集めを事前に行う事である程度
は危険を減らすことができますからね。
 
 まるで優等生の言うような事を書き並べる僕ですが・・・
<窯のこと>で紹介したように、肝心なところで信じられない失敗をするのが本当の僕の姿ですから、皆さん騙されないように!



やきもの道具

     木の道具、鉄の道具


 今日はやきもの作成を効率良く推し進めてくれる、言わば縁の下の力持ちである道具達を紹介します。
まず亀板、差し板。
写真手前の円盤状の5枚、角を落とした8角形の3枚。
これらが亀板です。それぞれ盤の裏に下駄を履かしているのが見えますか? ロクロの天板とこの下駄の間に接着剤代わりの粘土を挿みこみ、お互いをしっかり固定させます。


DSC02681.jpg


 ロクロ天板は取り外しが出来ないので、この亀板が簡単に取れたり又付け直したり出来る,仮の天板という訳です。
何を作るかで使う粘土の重さや、器の底面の径が変わりますから幾種類か大きさの異なる亀板を作ると便利なんです。成形後、下駄で浮いた隙間に棒を差し込み、てこの原理で棒を上げると亀板が簡単に取れるんですね。   
ロクロで成形し終えたばかりの粘土はとても柔らかいので、それに触らずに移動出来ちゃう優れものです。
そして上の写真奥にある長方形の板に、亀板ごと置きます。
この板が差し板です。
 亀板を載るだけ載せた後、乾燥棚に差し板ごと移動。
こんな事を説明して何になるのかな?と思いながらここまで来ちゃいました。 つまらん文章だろうけど、まあいいや、行ってしまえー。


DSC02677.jpg


     これらは細 工用の道具達です。使用頻度の高い物を並べてみました。左側の2つ以外は木を削り、又は鉄を加工して作ったものです。
いずれも手に良く馴染んだものばかり・・・。
砧(きぬた)、張らしコテ、かきやぶり、押さえコテ、しゃもじ、削ぎノコ等を使い形を作り上げます。
実際に作陶生活に入ったら又詳しく紹介させてもらいましょうか。
 えっ、もういいって。
 




 






むずかしいのう

    平坦な面を出すのって、大変!


 最近通う土方現場で昨日、生コンクリートの打ち込みをしました。
4tのミキサー車で3台分。プロの左官屋さんにとってはなんて事無い量の生コンでしょうが、素人の僕にはかなり重荷となる仕事でした。
 打ち込む面積が約50平米、15坪弱。総勢6名での作業。
急に集まってもらい手伝いをお願いした4名の元気なるおじさま達は、ワイワイがやがや楽しそうに仕事をこなす心強い面々。
生コンを一輪車で交代しながら運んでもらい、それをコテで均す僕。
 


 どんな素材であれ均一に均すのってほんとムズカシイ。土も、粘土もコンクリートも。道具が全て揃っても、それを操る技術が伴わなければ仕上がりは優れないのは道理です。
帳尻を合わす、という言葉は危険を感じつつついぶっつけ本番で何とかなるさ、的に物事にとっかかりやすい自分ですが技術や経験、判断力があってこその仕事でないと人様から報酬を頂けないよな!とコンクリートを打ち終えた後につくづく感じました。
 それと、素人ばかりでも知恵を出し合えば下手はへたなりにある程度の仕事になるのだなぁ、とも感じました。
 施主の方はじめ、元気なるおじさま方。お疲れ様でした。



18時30分頃

   山のにほい


 ここ2,3日は日中の蒸し暑さがこたえます。
土方仕事で身体を動かしていると、滝のような汗が顔を撫でては手ぬぐいに吸い込まれていきます。当然Tシャツは濡れ雑巾のごとく・・・。
人2倍汗っかきの自分は少し暑いといつもこうなんです。
 そんな日中を過ごし自宅に帰り着く頃、時間は18時30分前後。
汗の匂いを身にまとい、疲労タップリ感を漂わせ愛車軽トラから身を降ろすとそこには山のにほいが。


 家に帰り着いた安心感が乗じてか、そのにほいは僕をホッとさせてくれ四季折々の薫り豊かな山に住まうことができる幸福を感じさせてくれるのです。夕方でもなく夜でもない、この時期のこの時間。
汗にまみれた自分のクールダウンも兼ね、しばらくの間外で過ごします。
今日は隣家にちょっとお邪魔してみたら、居られました、おられましたここにも。
山の恵みを存分に享受される達人お二方が。
 最近もっぱら食事は外で食べている、気持ちいいからね。そう笑顔で言われる夫妻は、多分、山のにほいに誘われてここに住まいそして日々、山の変化を感じながら生きておられるのではないかと感じてなりません。


 18時30分。好きな時間です。



薪のこと

   遠路はるばる・・・


 大型トラックに揺られ、やってきました薪の山。
まきといえば・・、夕べのワールドカップオーストラリア戦。
なんちゅー弱気な戦術と受身なジーコ采配、まれに見る愚戦。
情けないったらありゃしない。久しぶりに頭に血が昇りました。初戦で動きがかたいとか、相手の様子をうかがうなんてのはナンセンス!
 点をもぎ取ってやるんだ、世界の目を自分に向けさせてやる的なメラメラ感のかけらも伝わってこない我らサムライジャパン。静かなる闘志、ってのもあるのだろうけど、今はそれを秘めて闘う舞台じゃない。
身体が先に動くのではない、ハートの熱さに揺り動かされ躍動する他国の選手を見ていると、そこのところの違いに驚かされる。
 柔道の国際大会を見ていて、他国選手の闘う姿勢に違和感(腰を引いて正面を向かない)を感じて「そんなの柔道じゃない!」と突っ込む自分が、昨日はサッカーを愛する国の人々に「それはサッカーではない、アモーレ」と言われたようで恥ずかしい思いをしちゃいました。
 とは言え、我がジャポーン。
         応援してるぞー、いつでも


 さて、さて、本題。薪の巻ー、なんてね。
敷地が道路に接する手前に登り窯の燃料、赤松の薪が列をなして積まれています。
赤松は通称松くい虫、の食害に遭い地方によっては壊滅的な状態にあると言われてます。30年ほど前はこの長柄一帯も松が一番多かったんだよ、と近所のおじいちゃんが言っておられました。地松(じまつ)と呼ばれ民家建築時に梁として活躍する程、太く粘りがあったそうな。


DSC02667.jpg
 その松が、松は松でも窯に使える赤松だったかどうかは分からないけど、確かなのは松茸はニョキニョキはえていたろうなー。
でも何故窯に使うのは赤松なのか?
赤松でなければ駄目、と言う事は無いのだろうけど恐らくは以下の特性により、窯燃料=赤松となったのではないでしょうか。
 1.赤松が豊富にあった。
 2、窯内部の温度を上げていく熱量が他より高い。
 3、粘土が焼け締まる温度の少し高くに松灰の融点があり、しかも灰が溶けると美しい色になる。
以上の3点が有力ではないかと思います。
ただ、この先ますます手に入りずらくなるであろう赤松だけに頼っていくのではなく、他の樹種に目を向け可能性を探りたいと感じています。
 現代作家でその道を歩む方はおられるし、歴史的にもそんな試みは繰り返した上で、それでもやはり赤松だわ!となっている可能性が高いにしろ、自分で試したい気持ちが強いです。


 人生遠回り、が座右の銘である自分にとってまさにうってつけの生きかたなんですね。  OH! クレイジー



仕事場のこと<3>

   道具あれこれ


 作業台の左脇に端材で造った道具棚があります。
ここに並ぶ道具達は、僕が岡山で勉強していた7年半の間に作ったもので、よく手に馴染んだものばかりです。人によってはほとんど道具を使わなかったり、逆にこれも道具?と聞きたくなるような珍品?をオソロシイ程
ためている人がいたりと様々です。
どんな作品を造るかで道具の必要度合いは変わりますから、当然人それぞれになるのでしょう。
陶芸材料を扱う店では、所狭しと道具が並んでいます。その中から手に馴染みそうなものが見つからなければ、身近にある素材(木材や石)を加工します。その他調理道具や大工道具、左官道具など見方を変えれば面白いものがたくさんあります。
僕が多用するのはしゃもじ、のこぎりの刃、鏝(こて)です。形を叩いて変えたい時、表面の凹凸を整えたいとき,指の届かない所に細工したい時にはそれらが重宝します。
DSC02671.jpg


 僕の道具は今でこそこの棚に収まってはいますが、多分本格的にやきもの作りに没頭していけば、これも無いあれも無い状態になって瞬く間に溢れんばかりになるだろうと予想してます。
個人的な感想ですが、良い仕事をされる方(職業を問わず)は道具を大事に扱うし、手を掛けて養生を施していると感じます。
僕も見習わないとなー・・・。


ロクロ台から外に目をやると、敷地のはじっこに垣根のような状態で立ち並ぶ薪が見えます。明日はこの薪にまつわる話をしようと思っています。


 


DSC02668.jpg



仕事場のこと<2>

     昨日に続いて・・・・・


 今日はもう少し仕事場について話をしてゆきましょう。
下の写真が出入り口から見たものです。


 DSC02666.jpg


 昨日載せたものは角度が悪く、見づらかったと思うので撮り直しました
。作業台の左手がロクロ台で、その奥が作品の乾燥棚。
僕の定位置は蛍光灯の下がっている真下、後ろと左横に壁が迫っている狭い場所になります。ここに座ると落ちつくんですよ、これが。
ロクロに向かうより作業台にしがみつく時間の方が長くなりますから、居心地の良さを優先してここにした訳です。
 


DSC02670.jpg


 これはロクロ台です。今は塞がったままですがロクロに向かうときは、
取り外し式になっている蓋を取る仕組みになっています。
東南の方角に向いているので、真夏の朝日は強烈に差し込んでくる事でしょう。我慢出来なければブラインドカーテンを垂らそうかな・・・。
 今年の夏にはこのロクロ台や作業台を活用出来てればいいなあ



仕事場のこと

   元サッカー小僧の僕は・・・


 いよいよ開幕したワールドカップドイツ大会。試合のテレビ中継とブログ更新の時間がぶつかり合う僕は、しばらくの間かなり寝不足の日々が続きそう・・・


 さて昨日は登り窯を公開しましたが、今日は窯の隣に控える静かなる仕事場へご案内しまーす。


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 作業台周りの1コマですが、分かりずらいですよね、多分。せっかく載せるならもっとマシな写真を使えばいいのに、すみませんねえ。今度明るい時間に全体像が分かるものを改めて撮っときますので、今回はどうぞご勘弁を。


この仕事場はうなぎの寝床のような細長い空間になっています。 人によっては圧迫感を覚えるかも知れないくらい幅が狭いです。が、僕には丁度なんですねえ。暗くて狭い、しかも天井が低く壁に囲まれている所が一番落ち着くのです。・・・変ですか?    


 床は昔ながらの三和土(たたき)の土間です。山の土に石灰とにがりを混ぜ合わせ、叩いてたたいてタタキまくって硬くしてあります。ただ、硬いといっても元の素材は土ですから、重いものを落とせば凹むくらいのかたさなんです。毎朝仕事をはじめる前にこの土間全体に水を打って、湿度を上げ粘土に優しい環境をつくります。


 作業台の右に電動ロクロ、その手前が作品乾燥棚になります。


 この仕事場は今、主のいない住宅展示場の様なうすら寒さを漂わせながら、稼働する日を未だかまだかと待ちぼうけているところです。






窯のこと

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 先日少し触れた我が窯のすがたです。始めてみる方もおられると思うので、簡単な説明を付けます。   これが登り窯と言い、内部が4つの部屋に区切られています。前に1つ、横に3つ穴が開いてるのがそれぞれの部屋への入り口になります。  前の穴から燃料となる赤松を投げ入れて徐々に温度を上げてゆき、目標の温度に達したら順次後ろの3つの部屋も穴から薪をくべて行きます。 


 詳しくは追々説明を加えてゆきますが、窯に関しての質問はいつでも受けますので、興味のある方は気軽に聞いてください。答えられる範囲でお答えします。


この写真はヒビが縦横に走っている窯の唯一のものです。現在はこのヒビだらけの土を全部はがしてしまった姿で横たわっています。





1週間のアーカイブス

   我が家のIT革命


 怒涛のブログ更新(自分で言うのも変だけど)の日々でした。途中、友人の有難いアドバイスのお蔭で肩の力がすこーし抜けて、気持ちも楽になりつつあるこの頃です。


でもまだまだ文体も言い回しもガチガチ感ありありですから、読んで下さる方はさぞかし疲れるだろうなと想像します。いろいろなブログを観察してみると、うまいなーこの人のはと感じるのは共通した魅力がありますもんね。


読みやすい、目の前の友人に語るような気楽さが漂っている、話題がゴツゴツしていない、楽しげな感じがこちらにも伝わってくる、そんな印象を受けます。


それらを参考にして、心機一転ヨシッ!と文を打ち込むと・・・


なんかいやらしい、媚びた感じのする文面になるようで結局元に戻ってしまう有様。


 何度か試したけどどれも上手く行かず、つい、ベビースターラーメンは硬いからおいしいんだ!なんて訳のわかんない事を口走って、自分をごまかしている今日この頃です。


 とは言え、そのうちに自分らしさを残しつつ読みやすいであろうブログに成長してゆきたい、と想うのです。こうして、日々PCに向かう生活がやってこようとは想像してなかっただけに、今の自分に驚いているのが本当のところですね。この新鮮な体験のきっかけを作ってくれた友人や、リンクしてくれている仲間達、そしてブログに訪れてくださる皆様に改めてお礼を言いたいです。


  ありがとう、そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。



すごいやつら<2>


夕べはオオスズメバチ編でしたが、今宵はどんなすごいやつでしょう?


多種にわたる植生に覆われていた僕らの山の、落葉・常緑の比率は7:3くらいのものでした。落葉の勝る植生だと毎秋の落ち葉の総量といったら、そりゃあすごい量になります。11月中旬以降の少し風の強い日は、黄金色のブリザードといった景色が目の前にひろがります。なかなかきれいですよ。


その舞い落ちた幾種もの落ち葉は雨に打たれ、風にさらされ、霜にのられ、雪に圧されやがて来る春の頃には行儀良く1枚の層に均されています。分解の早いナラの葉は春の終わりに土への同化を始めている様に見受けます。これらがいわゆる天然腐葉土へ姿を変えて行くのですねえ。腐葉土が幾層にも重なりあった地盤はおびただしい数の微生物宝庫でもあります。実際には目に留まらない大きさの物なのでしょうが、手で表面を掻き分けると墨色に近い色をした層の中で、無数にうごめく微生物がみえるような感じを受けるのは僕だけでしょうか?少しグロテスクかな・・・


すごいやつ<2>はお分かりの通り漆黒のじゅうたん、腐葉土です。


そのすごさを列挙すると、懐かしい匂いがする。特に雨がやんでしばらくした時。


くるぶしまで飲み込まれる柔軟さ。国会議事堂に敷いてあるのより断然気持ちよい、筈。  この2点は個人的感情。


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再生力

    すごいやつら


 つららではありませんよ。やつらです。


やつら、なんて言ったらいけないのだけど、まあ聞いてやってください。ぼくの棲む山には数々の高木・低木落葉樹、照葉樹、山野草が所狭しと枝を伸ばしていました。そう、過去形なのですが・・・。僕ら家族がこの山に手を加えるまでは荒れていたとは言え、豊かな雑木林だったのです。四季の移ろいに順じ様々な動植物が山を更新させてゆく、そんな営みがとうとうと引き継がれてきたんです。   その営みの中へ突然僕が草を刈り、エンジン音凄まじいチェーンソーを振りばったばったと根を張らせた樹を切り倒すものだから、山はたまったもんじゃないはずです。 お前の思い描く建物配置を実現するために切り倒されちゃたまんないぜ、と樹は叫んでいたかもしりません。 ・・・・・おっと、個人的な感傷に浸るのはやめましょうね。そうそうすごいやつら、の話だった。


 のびのびと枝をのばす樹樹達は、みずき・山桜・ほおの木・アカガシ・コナラ・クヌギ・椎・クロガネモチ・ねむ・山椒等々多種にわたりました。それらの樹の枝が密に折り合う所がやつらの住処でした。どんなに強い雨が降ってもそこなら濡れにくいことでしょう。地面から雨の跳ね返りも無い高さです。風の強いときもその太い枝ならそう揺れないだろうし、折れることもないでしょう。そんな絶妙なところに住まう大スズメバチ。あんたがたは賢いよなあ、ほんと。下草を刈っていた時に見つけた大きく美しい巣は径60cmはあったと思います。ただ、感心してばかりもいられないしなあ・・・


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窯のこと

    目の前に横たわる丸裸の窯


 いつも煙草を吸うベランダのすぐ脇に窯場があります。登り窯を覆う黒い窯屋根。ついその方向へ目が向きます。アクシデントが無ければ既に我が窯は完成し、火入れを待つだけのはずでした。が、プロフィールの欄にある通り窯は現在修復中なのです。一度完成した後、耐火煉瓦にかぶせた土がバリバリの割れ目に覆われやり直しを余儀なくされました。 一般的にやきもの窯は基礎を作り、その上に耐火煉瓦を積み上げアーチ状に組み上げます。仕上げとして、土壁に使うような粘りのある土を断熱材代わりに塗ります。その土は断熱の役割がある他に、もう1つ大切な役割があります。そう、その窯の姿・形を決める装飾でもあるのです。 


 僕の窯の場合断熱と装飾、どちらの役割共損なう程大きなヒビが縦横に走ってしまったのです。残念ながら補修では追いつかない状態でした。先日その土を全部はがしましたが、場所によっては厚みが15cm程もあるので土の総量は3t位はありそうです。塗った時には軽く感じた土が、はがす時には鉛のように重くて難儀しましたねえ。   何故それ程のヒビが出てしまったのか?理由は明白なんです。そのかぶせた土がよく縮む性質を持ち、そしてそれを見誤った自分の失敗だったのです。まあ、 失敗は成功のもと、ですからね。次は材料の選択、配合比率をしっかりテストして強く美しい窯に仕上げれるようにがんばります。


 機会があれば写真をまじえて経過や出来上がりの報告をしたいものです。



グータラな1日

 ひさびさの完全休養日


 昨日から肌寒いここ長柄周辺です。暑がりな僕が半袖から長袖に着替えてしまいました。そんな気候の変化のせいなのか、この10日間程身体の調子が優れないですねえ。腰の痛み、足の張り、頭痛等。  あんた何歳なの?って声が聞こえてきそう・・・。そんな状態で土方仕事がはかどるはずがありません。ってな訳で、友人の多くが通い好評の接骨医院に行ってみました。    車で15分。閑静な住宅街の1画に目指す医院がありました。症状を言うまでもなく、身体をなでる先生が僕の痛みの場所を探り当ててくれ、ほぼ1時間半いくつかの装置に身をゆだねました。するとあら、不思議、腰も足も完全とは言えないまでもすこぶる軽く感じるではあーりませんか。んー、お気に入りに追加。  先生ありがとう。


 僕の痛みなど大したことではないんだな、先生の腕が立つとはいえ1時間でほぼ治る程度なんだから。痛みに弱い自分を発見。骨折をおして野球をする38歳、男金本の偉大さに最敬礼。   とは言え、やきもの屋さんの職業病ともいえる腰痛はやはり辛いですよね。知らず知らずのうちに腰や腹周りの筋肉がゆるんでいるのでしょうか?今度みのもんたさんあたりに聞いてみよう。


 明日からまた土方仕事です。やきもの仕事が停滞しているここ最近、ヤバイなあ。  よし、猪木さんの言葉を思い出してがんばろう。<身体が元気なら、何でもできる。1.2.3.だぁーーー>。 



3日坊主克服
こんばんは。天下分け目の4日目を無事乗り越えられそうです。夕べのブログを見てくれた友人が、義務感ありありの更新具合について、もっと気楽に楽しんだほうがいいよ、とアドバイスしてくれました。言われてみて、改めて自分の文章を読み返してみると、ほんとうにその通りだわ、と納得。自分の性質上、心と体がガチガチに硬いのは自覚しているのですが文章も、なるほど同様に硬くなるもんですね。今流行りの成分分析を自己流でしたら安田裕康の67%は石、23%は不安、7%は娘、3%反抗心てな感じでしょうか。

そういえば、尿道結石になったし、頭突きには自信あるし、やきものも石みたいなものだしなあ。
ま、馬鹿を晒すのはこのくらいにして、次に行きましょう。
そうそう、今日話しをしたかったのは人と人とのつながりや結びつき、についてなのです。自分のまわりの事しかよく分からないので、自分を中心にした語りになるのが恐縮ですが、どうぞご勘弁を。

前に話したようにこの長柄町へ移り住んだのが4年前になります。運命という言葉は好きじゃないけど他に当てはまる言葉を知らないので使いますが、こちらに来て出会う方皆が出会うべくしてであったように感じることがあります。もちろんそれ以前にもたくさんの人に出会い35年を生きてきたのですが、ナンダかこの4年間はそんなことを頻繁に感じます。多分・・・ですけど、こんなふうに想います。  

生涯この地で生きてゆくんだ、と決意したのは初めての経験なのですが、そう心に決めたからにはここに根を生やしたい、という気持ちが芽生えました。そんな気持ちがそれまでの自分には全く無かったので、妙な事ですが根のない草が土を知り、その土に腰を下ろして心地良さを覚え、土をしっかり掴むことで己の存在が明らかになる。そんな感じなのかなあ、などと想うこの頃です。

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記


道のり

こんばんは。開設3日目。


 慌ただしく過ぎる1日の中で、時間を創りだし1つの事を日々持続してゆくのは大層努力のいることですねえ。3日坊主と言われて久しい僕にとって、ブログ開設4日目の明日は自分にとって天下分け目の1日となります。


おおげさに聞こえるでしょうが、何かを初めてから3日や3回を熱中しつつ4日目、4回目へ突入できる事柄って案外少ないと感じます。  このブログ更新がいつまで続くか判りませんが、生憎僕の周りには日々更新する猛者が幾人かいるので、その流れに身を委ねトロトロくっついてゆきましょうか。


さて、今日は僕の生業となって行くであろう、やきもについてのあれやこれをかいてゆきます。  石ころを投げりゃやきもの屋にあたる、と言われるほどにその地域の産業の屋台骨となって、やきものに従事し活躍している方が多い、そんな窯業地が日本には数箇所あります。 一方やきものの原料に恵まれていない場所で、やきものをされている方も多数おられます。僕は後者に入りますが、今までに何度か<何故粘土も薪も入手しずらい場所で窯を持とうとしたのか>という、問いを投げかけられました。 その都度まともに答えられない自分でしたが、そろそろ真剣に考える時期なのかな、と感じています。補足ですが、僕のやろうとするやきものは無釉焼締めの陶器で、登り窯、そして燃料となる赤松が大量に必要なのです。ですからこれらのやきものの原料が近場で調達できれば、何かと有利だし理にかなっているのです。


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テーマ:いま想うこと - ジャンル:日記


職人の立ち居振る舞い

 ブログ開設2日目 皆さんこんばんは。


今日は日中の出来事で、印象に残った事を話します。  昨日少し触れましたが、まだやきもの屋生活に至っていない僕は陶芸とは関わりの少ない、土木の仕事を請け負って生計を立てています。


いつものように愛車軽トラを現場に向けて走らせながら、今日から現場に入る造園屋さんに質問したいことをあれこれ思い浮かべていました。  現場到着、早速仕事に取り掛かっている3人の職人さんの後姿を横目で見つつ、足袋のツメをフックに掛け直しました。見るとはなしに眺めていた視線が1人の職人さんに吸い寄せられていくのです。  ジーっと眺めてしまった訳は、どうにもこうにもその立ち居振る舞いが美しいのです。 体格や容姿が優れている、と言うのではなく背筋が伸び、体の軸が乱れないしなやかさにハッ、としたのです。  近くに寄り挨拶を交わしながら、この方が親方だなと感じました。伏し目がちで視線を交わさぬようにしますが、なんとも隙のない立ち姿、これぞ職人だなと感じさせる人物です。


人それぞれ、持つイメージは違うのでしょうけど、僕の職人イメージストライクゾーンでした。仕事をしながらちょくちょく親方の動きを目で追い、無駄のない流れるような所作を感じる度につい口ずさんでいました、、<the 職人>と。なすべき事をなし颯爽と帰り行くその背中に、あなたは<the 職人>だよ、と。


余韻に浸っていると小走りで親方が戻ってきた。 携帯を忘れたよ、いけねーな。    んー最後まで<the 職人>だ、かっこいい。 



テーマ:ひとりごと。 - ジャンル:日記




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